税務署へ青色申告の承認申請書を提出する

前回の記事はこちら「税務署へ給与支払事務所等の開設届出書を提出する」

法人設立作業・手続きまとめはこちら

会社の登記完了後に税務署へ提出する青色申告の承認申請書について記載します。

青色申告の承認申請書とは

法人税の確定申告書や中間申告書等を青色申告書によって提出することの承認を受けるための申請書です。
青色申告にすることで、赤字を10年間繰り越すことが可能などのメリットがあります。
白色申告にする場合、こちらの申請書の提出は不要となります。

提出期限

設立日から3か月以内に提出する必要があります。

提出方法

税務署での窓口提出のほか、郵送やe-Taxによるオンライン提出が可能です。

e-Taxソフトからの届出提出例

私は「e-Taxソフト」を利用して青色申告の承認申請書を提出しました。
以下に届出提出手順を記載します。

e-Taxソフトのセットアップ

e-Taxへの追加インストール

①e-Taxソフトを起動し、追加インストールをクリック

②「共通」すべてと「申請」の「法人税」、「源泉所得税」を選択し、インストールをクリック

青色申告の承認申請書の作成

①e-Taxソフトを起動し、取得した利用者識別番号でログイン

②作成 -> 申告・申請等 -> 新規作成 をクリック

③種類:申請・届出、税目:法人税 を選択

④法人税関係 -> 青色申告の承認申請書を選択し、任意名称を設定

⑤必要な情報を入力し、作成完了をクリック

解説1:会社情報
会社の住所、電話番号、名称、法人番号と代表者の氏名、住所を入力しましょう。
法人番号は下記サイトより確認することができます。

国税庁法人番号公表サイト

解説2:事業種目
「販売業」のように、定款記載内容を簡略化した書き方でOKです。
解説3:資本金又は出資金額
資本金額を入力しましょう。
解説4:事業年度
開始日には設立日を、終了日には年度終了日を入力しましょう。
解説5:該当チェック欄
上から2番目の「この申請後、青色申告を最初に提出…」にチェックを入れ、日付には設立日を入力しましょう。
解説6:帳簿組織の状況
決算時に使用する帳簿をここに記載します。
「伝票又は帳簿名」にはその名称を、「帳簿の形態」には会計ソフトやノートなどの帳簿管理手段、「記帳の時期」には毎日、毎週、毎月などの記帳タイミングを記載します。
主要簿である仕訳帳と総勘定元帳を入力するのが一般的でしょう。
解説7:特別な記帳方法の採用の有無
会計ソフトを使用して管理する場合は、「ロ 電子計算機利用」にチェックを入れましょう。

電子署名の付加

①署名可能一覧 -> 電子署名 -> 署名対象を右クリック -> 署名

②ICカードを利用 -> 公的個人認証サービス(マイナンバーカード) -> パスワード入力 -> OKをクリック

青色申告の承認申請書の送信

送信可能一覧 -> 送信 -> 送信対象を右クリック -> 送信で完了

提出状況の確認

送信した届け出の状況は、メッセージボックスより確認することができます。


以上が税務署へ提出する青色申告の承認申請書についての解説となります。
次回は税務署への源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書提出についてを書き綴ります。

ご購読ありがとうございました。