都道府県税事務所へ法人設立届出書を提出する

前回の記事はこちら「税務署へ源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書を提出する」

法人設立作業・手続きまとめはこちら

会社の登記完了後に都道府県税事務所へ提出する法人設立届出書について記載します。
税務署へ提出する法人設立届出書とは異なりますのでご注意ください。

税務署へ法人設立届出書を提出する

前回の記事はこちら「登記申請」法人設立作業・手続きまとめはこちら会社の登記完了後に税務署へ提出する法人設立届出書について記載します。都道府県税事務所へ提出する法人設立届出書とは異なりますのでご注意ください。国税に関する届出は税務署に、地方税に関する届出は都道府県税事務所に提出します。法人設立届出書とは設立した会社の概要を知らせるための書類です。提出期限設立日から2か月以内に提出する必要があります。添付書類以下の書類を添付して提出します。実際に私が提出した書類をサンプルとして添付しますのでご参考...

ひとり社長 兼 個人事業主の備忘録

 

https://mejirobird.com/corporation/265

国税に関する届出は税務署に、地方税に関する届出は都道府県税事務所に提出します。
基本的に税務署へ提出する法人設立届出書と同じような内容になるのですが、提出期限や様式、必要な添付書類は提出する都道府県により若干異なりますので、提出先の都道府県税事務所HP等にてご確認ください。

東京都税事務所への法人設立届出書提出例

私は東京都に会社を設立しましたので、以下に東京都の届出提出手順を記載します。

提出期限

東京都の提出期限は事業開始日から15日以内です。

提出先

所管の都税事務所へ提出します。

所管事務所の確認はこちらから

提出方法

窓口での直接提出のほか、eLTAXによるオンライン提出が可能です。

eLTAXとは

地方税における手続きをインターネット経由で行うことができるシステムです。
詳細はeLTAXホームページをご覧下さい。

eLTAXとは

eLTAXの利用届出

利用するにあたり、利用届出を提出し利用者IDを取得する必要があります。
「eLTAX」のホームページに専用ページがありますので、そちらをご覧ください。

eLTAX ご利用の流れ

上記ページのSTEP1、2を順に実行した後、STEP4の暗証番号変更を実施してください。
STEP3の「ソフトウェア(PCdesk)取得」は必要ありません。

添付書類の用意

定款の写しと履歴事項全部証明書をPDFファイル形式で用意します。
履歴事項全部証明書は法務局で発行したものをコンビニ等でPDFスキャンしたもので問題ありません。
なお、PDFファイル自体に電子署名を付加する必要はありません。
定款は電子認証されたPDFファイルをそのまま使用するとよいでしょう。

法人設立届出書の作成・提出

①インターネットエクスプローラーでeLTAXホームページにアクセスし、「電子申請・届出」をクリック
Chromeなど他のブラウザでは動作しませんのでご注意ください。

eLTAXホームページ

②「電子申請・届出の手続きを開始する」をクリック

③「ログイン」を押下し、取得した利用者IDでログイン

④「申請・届出書の作成」をクリック

⑤提出する地方公共団体として、「東京都」を選択

⑥「法人設立・設置届出書」を選択

⑦提出先事務所を選択し、「次へ」をクリック

⑧「同意する」をクリック後、利用者情報、連絡先、照会番号を入力し「次へ」をクリック

⑨必要な情報を入力する

「eLTAX」のホームページに記載マニュアルがありますのでご参考にしてください。

利用者マニュアル 法人設立／設置届出書

⑩「添付資料を参照／追加する」-> 定款と履歴事項全部証明書のPDFを追加 -> 「表示の内容で確定する」をクリック -> 「次へ」をクリック

⑪「電子署名を付与する」 -> 「ICカードを利用」 -> 「公的個人認証サービス(個人番号カード)」 -> マイナンバーカードの電子証明書を付加 -> 「次へ」をクリック

⑫「申請・届出書を送信する」をクリックして完了

提出状況の確認

送信した届け出の状況はログイン後画面の「受付状況の一覧」より確認することができます。

以上が都道府県税事務所へ提出する法人設立届出書についての解説となります。
登記後の届出に関する解説は、本記事をもって終了となります。
次回は法人設立に掛かった費用についてを書き綴ります。

ご購読ありがとうございました。