法人設立の経緯

2018年9月、私は法人を設立することを決意しました。
当時の私の状況は

・システムエンジニア個人事業主として3年が経過
・信頼できるクライアントを数社確保
・営業面、技術面での不安なし

と、SEフリーランスとしては軌道に乗っている状態でした。
しかしここで疑問が生まれます。

「今後もSEフリーランスとして生き続けていくのか?」

個人事業主としては3年ですがSE業界で17年間生きてきたこともあり、個人の単価や稼ぎの上限はある程度把握しています。
現場レベルであればどんな状況でも対応できる力は身についていますが、この業界の特色として稼働時間が高くなりがちです。

同じようなサイクル、コミュニケーション、開発作業を今後も続けていくのか…
5年後10年後も高稼働で稼ぐスタイルを維持しないといけないのか…
もっと稼ぎたいしもっと色んなことを経験したい…

このような未来の自分に対しての疑問や不安から、他業種に対して何かしらの行動を起こそうとの結論に至りました。
しかしいきなり他業種で生活できるレベルの収入を得られるとは思えません。
また、安定したSEの収入は手放したくありません。
SEフリーランスと並行して他業種に挑戦するにはどうしたらいいでしょうか?
自分の中で以下の2案が浮かびました。

①個人事業主としてシステムエンジニアと他業種を並行して運営する
②個人事業とは別に他業種の法人を設立する

まず「①個人事業主として他業種を並行運営」ですが、これはすぐにでも着手できます。
個人事業主開業時に業種を登録する欄があり、私は「システムエンジニア」として提出しました。
業種を追加する場合に届出の再提出は必要無く、確定申告時の業種に「システムエンジニア・販売業」のように追加した業種を記載すればいいようです。
(元の事業を辞めて違う事業を始めた場合は再提出する方が望ましい模様)
つまり明日にでも他業種に挑戦して、売上が出れば個人事業主の確定申告に反映すればいいだけとなります。

次に「②他業種の法人を設立」ですが、こちらは色々面倒そうです。
法人の設立手続きや設立後に必要な経理、労務作業など調べることはたくさんあります。
また、法人で出た売上は個人事業主とは別に確定申告する必要があります。

どちらの案を採用するか悩みましたが、追い込まれないと動かない私の性格上、②案を採用し法人を設立することにしました。


以上が法人を設立した経緯となります。
次回は設立する法人の基本事項についてを書き綴ります。

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